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テクニカルガイド

ハンドメイド販売おすすめサイト8選|初心者向けの始め方も解説

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ハンドメイドでアクセサリーや小物を作るのが好きで「販売してみたい」と思っても、どのサイトで売れば良いのかわからないという方は多いのではないでしょうか。

実際、minne、メルカリ、BASE、STORESなど多くの販売プラットフォームがあり、それぞれ手数料や特徴が大きく異なります。選択を間違えると、せっかく作った作品が思うように売れなかったり、手数料で利益が大幅に減ってしまう可能性があります。

この記事では、ハンドメイド販売の主要サイトを徹底比較し、初心者の方でも失敗しない販売サイトの選び方と始め方を詳しく解説します。読み終わる頃には、あなたに最適な販売サイトが見つかり、実際に販売を始められるでしょう。

この記事でわかること
  • ハンドメイド販売に最適な8つのプラットフォームの特徴と手数料比較
  • 初心者でも失敗しない販売サイトの選び方
  • minneやメルカリなど主要サイトの実際の使い方とコツ
  • 手数料を含めた実質的なコスト計算方法
  • 売れる商品写真の撮り方と説明文の書き方
  • 販売開始から売上アップまでの具体的なステップ

販売可能なハンドメイド作品

「ハンドメイド作品って、どんなものが売れるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。実は、手作りできるものであれば、ほとんどの作品が販売可能です。

最も人気があるのは、ピアスやネックレスなどのアクセサリー類です。比較的小さく、材料費もかからないため初心者の方でも始めやすく、写真映えもするので多くの方が購入されています。次に人気なのがポーチやトートバッグなどの布製品です。実用性が高く、プレゼントとしても喜ばれるため安定した需要があります。

その他の人気ハンドメイド作品

アクセサリーや布製品以外にも、多彩な作品が販売されています。キーホルダーやストラップなどの雑貨、陶芸で作ったマグカップや花瓶、木工で作ったトレイやスマホスタンド、レジンを使った透明感のある作品なども人気です。最近では、手作りのペット用品や、イラストなどのデジタル作品も注目を集めています。

販売に注意が必要な作品

食品や化粧品は製造許可や衛生管理などの法的要件が複雑なため、この記事では一般的なハンドメイド作品に焦点を当てて解説しています。これらの販売を検討される場合は、事前に専門的な法的確認が必要です。

ハンドメイド販売サイトの選び方

ハンドメイド販売サイトは大きく3つのタイプに分けられます。それぞれに特徴があるので、まずは全体像を把握しましょう。

ハンドメイド専門マーケット

minne、Creema、iichi

ハンドメイド作品だけを扱う専門のマーケットプレイスです。ハンドメイド好きなお客様が集まっているので、作品の価値を理解してもらいやすいのが特徴です。

初心者の方にとって最大のメリットは、集客を考えなくて良いことです。サイトにアクセスしてくる人は最初からハンドメイド作品を探しているので、良い作品を出品すれば自然と見てもらえます。ただし、たくさんの作家さんが出品しているため、競争も激しくなりがちです。

自分のネットショップ作成

BASE、STORES

自分だけのオンラインショップを無料で作れるサービスです。ショップのデザインを自由に決められるので、作家としてのブランドイメージを表現できます。

独自のドメインも使えるため、将来的に事業として大きく育てたい方に向いています。しかし、集客は全て自分で行う必要があるため、SNSでの宣伝や口コミづくりなど、販売以外の活動も重要になってきます。

フリマ・オークション

メルカリ、ヤフオク、メルカリショップス

一般的なフリマアプリやオークションサイトでも、ハンドメイド作品を販売できます。圧倒的なユーザー数が魅力で、ハンドメイドに興味がなかった人にも作品を見てもらえる可能性があります。

スマホひとつで簡単に出品できる手軽さも初心者には嬉しいポイントです。ただし、価格競争になりやすく、ハンドメイドならではの付加価値を伝えるのが難しい場合もあります。

販売サイト選びの重要ポイント

「どのサイトを選べば良いの?」と迷った時に、確認してほしい大切なポイントがあります。最適なサイトを選ぶために、以下の3つの観点から検討してみましょう。

手数料:想像以上に利益に影響

最も重要なのが手数料体系の理解です。販売手数料・決済手数料・振込手数料の総合コストをしっかり把握しておきましょう。例えば、同じ1万円の売上でも、サイトによって手数料だけで1,000円以上の差が生まれることもあります。

安易に「手数料の安いサイト」を選ぶのではなく、売れやすさも含めた総合的な判断が重要です。手数料が少し高くても、たくさん売れるサイトの方が最終的な利益が大きくなることも多いのです。

集客:お客様との相性が売上を左右

いくら手数料が安くても、あなたの作品に興味を持つお客様がいなければ意味がありません。ハンドメイド専門サイトなら作品への理解が深いお客様が多く、フリマアプリなら幅広い年齢層の方にリーチできます。

あなたが作っているアクセサリーは20代女性向けですか?それとも幅広い年代に愛されるデザインですか?自分の作品のターゲット層と、各サイトを利用している人たちがマッチしているかを確認してみてください。

使い勝手:無理なく継続できるか

特に初心者の方は、スマホアプリの操作性や出品の簡単さを重視してください。複雑な設定が必要なサイトでは、出品作業自体が負担になってしまいます。

また、困った時のサポート体制も大切です。初心者向けのガイドが充実しているか、わからないことがあった時に相談できる窓口があるかも確認しておきましょう。継続して販売活動を行うためには、ストレスなく使えることが何より重要です。

将来を見据えたサイト選びも大切

最初は集客力重視で大手のハンドメイドサイトから始めて、ファンが増えてきたら独自ショップを開設するという段階的なアプローチも効果的です。

独自性の表現やデザインのカスタマイズができるサイトなら、作家としてのブランド価値を高められます。「今すぐ」だけでなく「将来どうなりたいか」も考えてサイトを選んでみてください。

ハンドメイド販売サイトの詳細比較

minne(ミンネ)- 国内最大級の安定感

運営会社:GMOペパボ株式会社

minneは国内最大級のハンドメイドマーケットプレイスとして、圧倒的な知名度と利用者数を誇ります。
特に20代から40代の女性ユーザーが中心となっており、アクセサリーや雑貨を探している方が多く訪れるため、ハンドメイド販売が初めての方でも安心して始められる環境が整っています。
スマホアプリの操作性も優れており、外出先でも簡単に商品管理や顧客対応ができるのが魅力です。

minneならではの強み

  • 初心者向けガイドが充実
  • 定期的なイベント・特集で露出機会が豊富
  • ハンドメイド愛好家の購入者が多く理解がある
  • 新着掲載機能で新商品の露出アップ

Creema(クリーマ)- 品質重視の高単価販売

Creema基本プラン
月額費用 0円
販売手数料 11%(税込)
振込手数料 176円
振込最低額 1,000円
ユーザー層 質重視・高価格帯商品好み
特徴 審査制で品質担保

運営会社:株式会社クリーマ

Creemaは「上質なハンドメイド作品」にこだわったマーケットプレイスです。
minneと比較して審査基準が厳しく、出品される作品の品質レベルが高いため、購入者も質の良いものを求める層が集まっています。
そのため、素材や技術にこだわった高価格帯の作品でも適正な価格で販売しやすい環境が整っており、本格的にハンドメイド作家として活動したい方に適しています。

Creemaならではの強み

  • 高品質作品への理解がある顧客層
  • 審査制により競合作品の質が担保されている
  • アート・工芸系の本格作品が評価されやすい
  • ブランディング機能でプロ作家としての地位確立

iichi(イイチ)- プロレベルの厳選マーケット

iichi基本プラン
月額費用 0円
販売手数料 20%
振込手数料 176円
振込最低額 1,000円
ユーザー層 アート志向・高額商品購入層
特徴 厳格な審査制・プロ志向

運営会社:株式会社iichi

iichiは最も厳格な審査基準を持つハンドメイドマーケットプレイスです。
手数料は20%と高めですが、その分プラットフォーム全体の品質レベルが非常に高く、真のアート作品や工芸品を求める購入者が集まっています。
単なる趣味のハンドメイドではなく、プロの作家として本格的な作品を販売したい方や、伝統工芸に近いレベルの技術を持つ方に最適なプラットフォームといえるでしょう。

iichiならではの強み

  • 最高レベルの品質基準によるブランド価値
  • アート・工芸品としての正当な価格設定が可能
  • プロ作家同士のネットワーク構築
  • 海外展開支援など事業拡大サポート

BASE(ベイス)- 無料で本格ネットショップ

BASE基本プラン
月額費用 0円
販売手数料 3%
決済手数料 3.6%+40円
振込手数料 250円
※2万円未満は事務手数料500円
独自ドメイン 対応
集客機能 Apps機能で拡張可能

運営会社:BASE株式会社

BASEは「誰でも簡単にネットショップを開設できる」をコンセプトとしたサービスです。
ハンドメイドマーケットとは異なり、完全に独立した自分だけのオンラインショップを持てるため、ブランディングの自由度が非常に高くなっています。
初期費用・月額費用が無料で始められる手軽さと、豊富なApps機能による拡張性を兼ね備えており、将来的に本格的なECサイトとして成長させたい初心者の方におすすめです。

BASEならではの強み

  • 完全オリジナルショップでブランド価値向上
  • 豊富なApps機能で必要な機能を自由に追加
  • 独自ドメイン使用でプロフェッショナル感
  • SNS連携やメルマガ機能で顧客との関係構築

STORES(ストアーズ)- 本格運営サポート充実

STORESフリープラン / スタンダード
月額費用 0円 / 3,300円
販売手数料 5.5% / 3.6%
商品登録数 無制限
サポート メール対応
有料プラン 月額2,980円〜
決済手数料 3.6%(有料プラン)

運営会社:STORES株式会社

STORESはBASEと同様に独自ネットショップを開設できるサービスですが、より本格的な事業運営を想定した機能とサポート体制が特徴です。
現在はフリープランでも商品登録が無制限になり、有料プランに移行すると電話サポートや高度な分析機能が利用できるようになります。
特に将来的に個人事業主や法人として本格展開を考えている方や、丁寧なサポートを受けながら安心してECサイトを運営したい方に適しています。

STORESならではの強み

  • 電話サポートで安心の運営体制(有料プラン)
  • 高度な売上分析・顧客管理機能
  • 実店舗との連携機能で事業拡大支援
  • 定期販売・予約販売など多様な販売形式

メルカリ – 圧倒的な集客力

メルカリ基本利用
月額費用 0円
販売手数料 10%
振込手数料 200円
ユーザー数 月間利用者数2,000万人超
匿名配送 らくらく・ゆうゆうメルカリ便
客層 20-30代中心、価格重視

運営会社:株式会社メルカリ

メルカリは国内最大級のフリマアプリとして、圧倒的なユーザー数と認知度を誇ります。
ハンドメイド専門ではありませんが、月間2,000万人を超える利用者がいるため、出品すればすぐに多くの人に見てもらえる可能性があります。
匿名配送システムや簡単な操作性により、ハンドメイド販売が初めての方でも手軽に始められ、価格を抑えて多くの人に作品を届けたい場合に最適です。

メルカリならではの強み

  • 圧倒的なユーザー数による高い露出効果
  • 匿名配送で安全・安心な取引
  • スマホ一つで簡単出品・管理
  • 幅広い年齢層にリーチ可能

メルカリShops(ショップス)- メルカリ内の本格ショップ

メルカリShops
月額費用 0円
販売手数料 10%
開設審査 あり
ブランディング ショップページカスタマイズ可能
在庫管理 複数商品の一括管理

運営会社:株式会社メルカリ

メルカリShopsはメルカリ内で運営する本格的なショップ機能です。
通常のメルカリ出品とは異なり、独自のショップページを持てるため、ブランドとしての統一感を演出しながらメルカリの集客力を活用できます。
開設には審査がありますが、メルカリで一定の販売実績がある方なら、より本格的なショップ運営にステップアップしたい場合に適した選択肢といえるでしょう。

メルカリShopsならではの強み

  • メルカリの集客力とブランディングを両立
  • 在庫管理・一括出品で効率的な運営
  • ショップ単位での評価蓄積
  • 定価販売で価格交渉なし

ヤフオク! – オークション形式で高値販売

ヤフオク!基本利用
月額費用 0円(プレミアム会員:508円)
落札手数料 10%
振込手数料 PayPay出金時100円
販売形式 オークション・定額
ユーザー層 30代以上男性も多い

運営会社:ヤフー株式会社

ヤフオク!は日本最大級の老舗オークションサイトです。
オークション形式の特性を活かし、希少価値の高い一点物や限定作品などは入札競争により思わぬ高値がつく可能性があります。
他のプラットフォームと比べて30代以上の男性ユーザーも多いため、アクセサリー以外のジャンルや、コレクター向けの特別な作品を販売したい方に適しています。

ヤフオク!ならではの強み

  • オークション形式で適正価格の市場判断
  • 希少性・限定性のある作品で高値実現
  • 男性ユーザーにもリーチ可能
  • 長期運営による安定した信頼性

手数料・コストの比較一覧表

サイト名 販売手数料 決済手数料 振込手数料 月額費用 総合コスト例(1万円売上時)
minne 10.89% / 10.56%(PLUS) 含む 220円 無料 / PLUS:1,650円 1,309円 / 1,276円
Creema 11% 含む 176円※ 無料 1,276円
iichi 20% 含む 176円※ 無料 2,176円
BASE 3% 3.6%+40円 250円※ 無料 940円 / 1,440円※
STORES 5.5% / 3.6%〜5% 含む 275円 無料 / 3,300円(スタンダード) 775円 / 3,660円
メルカリ 10% 含む 200円 無料 1,200円
ヤフオク 10% 含む 100円 0円 / 508円(プレミアム会員) 1,100円 / 1,608円

※本表の金額・手数料率はすべて税込表記(2025年8月時点の公式情報)です。
※送料を含めた金額(実売上)をもとにコストを計算しています。多くのプラットフォームでは、送料も販売手数料の算定対象となります。
※振込手数料は銀行・金額により変動するケースがあります。(Creema、iichiは176円前後の例)

初心者の方にとって最もバランスが良いのはminneで、販売手数料はフリープランで10.89%と標準的ですが、集客力が高く初心者向けのサポートも充実しているため、手数料以上の価値があります。

Creemaは手数料がやや高めですが、高品質な作品を適正価格で販売できる環境があり、質にこだわる作家さんには最適です。

BASEは決済手数料を含めると実質的なコストは他と大差ありませんが、独自ショップとしてブランディングできる点が大きなメリットといえるでしょう。

タイプ別のおすすめ販売サイト

初心者&写真に自信がある

おすすめ:minne

ハンドメイド専門の購入者が多く、作品の価値を理解してもらいやすい。初心者向けサポートも充実しているため安心してスタートできます。

高品質・高単価を狙いたい

おすすめ:Creema・iichi

質の高い作品を求める購入者が集まり、適正価格で販売しやすい環境。本格的な作家活動を目指す方に最適です。

将来的にブランド育成したい

おすすめ:BASE・STORES

独自ショップでブランディング可能。SNS連携や顧客管理など、事業成長に必要な機能が充実しています。

とにかく早く多くの人に見てもらいたい

おすすめ:メルカリ・ヤフオク

圧倒的なユーザー数で即座に露出可能。価格を抑えて幅広い層にアプローチしたい場合に効果的です。

初心者向けハンドメイド販売の始め方

1

準備

2

制作

3

撮影・出品

4

価格設定

5

販売開始

ハンドメイド販売を成功させるための5つのステップを詳しく解説します。
各ステップに従って進めることで、スムーズに販売を開始し、継続的な売上につなげることができます。

STEP1:販売前の準備

ハンドメイド販売を始める前に、しっかりとした準備を行うことが成功への第一歩です。
以下の手順で準備を進めましょう。

  1. 販売する商品ジャンルの決定
  2. 市場調査とターゲット層の把握
  3. 販売サイトの選択と会員登録
  4. 必要な資材・道具の準備
  5. 作業環境の整備

商品企画のポイント

まず何を売るかを明確に決めることから始めましょう。
自分の得意ジャンルを見つめ直し、同時に市場のニーズも調査することが重要です。
アクセサリーならピアスが特に人気が高く、布製品ならポーチやマスクが定番商品となっています。

準備段階のチェックリスト

  • 制作に必要な基本道具の確認
  • 材料の仕入れ先リサーチ
  • 撮影用の背景・照明の準備
  • 梱包資材の調達
  • 銀行口座・メールアドレスの準備

STEP2:商品制作のポイント

販売用の商品は、趣味で作るものとは品質レベルを変える必要があります。
お客様がお金を払って購入する商品として、丁寧な仕上げを心がけましょう。

  1. 品質基準の設定と管理
  2. 季節感・トレンドの取り入れ
  3. 商品仕様の統一化
  4. 制作時間の記録
  5. 在庫管理の仕組み作り

品質向上のコツ

ほつれや接着不良などがないよう、一つひとつ丁寧に仕上げてください。
春には桜モチーフ、夏にはマリン調といった具合に、季節ごとのテーマや流行色を意識した商品企画を心がけることで注目されやすくなります。

制作時の注意点

アクセサリーなら金具の素材(アレルギー配慮など)やサイズを全てメモしておき、後の説明文作成に活用しましょう。
量産できるものはある程度在庫を確保し、受注生産の場合は製作日数の目安を把握しておくことが重要です。

STEP3:撮影と出品作業

商品が完成したら、魅力を伝える写真撮影と出品作業に移ります。
写真は販売において最も重要な要素の一つです。

  1. 撮影環境の準備
  2. 商品写真の撮影(複数角度)
  3. 着用・使用イメージ写真の撮影
  4. 商品説明文の作成
  5. 各サイトへの出品登録

撮影のコツ

明るい自然光の下でピントを合わせ、背景はシンプルにして主役の商品を引き立てます。
アクセサリーの場合は着用イメージ写真や大きさ比較の写真があると購入者に親切です。

アクセサリー撮影のポイント

  • 着用イメージ(耳元・首元・手首)
  • サイズ感比較(コインや指との比較)
  • 素材感のクローズアップ
  • 正面・横・裏面からの撮影

布製品撮影のポイント

  • 実際に荷物を入れた使用シーン
  • 布の織り目・手触り感
  • A4サイズ対応などの具体的表現
  • カラーバリエーションの並列撮影

商品説明文の書き方

商品タイトルは検索されやすいキーワードを入れ、説明文には素材・サイズ・制作エピソードを具体的に記載します。
「ハンドメイド品のため多少の個体差があります」等の注意書きは必ず記載し、トラブルを予防しましょう。

STEP4:適正価格の設定

適正価格を付けることは売上に直結する重要な要素です。
以下の手順で価格を決定しましょう。

  1. 材料費の正確な計算
  2. 制作時間のコスト算出
  3. 競合商品の価格調査
  4. 販売手数料を含めた利益計算
  5. テスト販売での価格調整

基本的な計算式

販売価格 = 材料費 + 制作時間コスト + 販売手数料 + 利益

価格設定のポイント

制作時間は時給換算で最低1,000円/時間を目安にし、市場相場から大きく外れないよう調整します。
初心者のうちは多少低めの設定でまずは取引実績を作る戦略も有効ですが、赤字にならない最低ラインは死守しましょう。

送料設定の考え方

送料込みにすると購入者に喜ばれますが、その分を価格に上乗せする必要があります。
各サイトで送料も手数料対象になるかを確認し、総合的なコストを計算してください。

STEP5:販売開始と運営

出品が完了したら、積極的な販促活動で売上向上を図りましょう。
継続的な運営が成功の鍵となります。

  1. 各プラットフォームの機能活用
  2. SNSでの宣伝・集客
  3. 季節イベントに合わせた企画
  4. 顧客対応とアフターフォロー
  5. 定期的な商品追加・更新

販売促進のコツ

minneやCreemaでは新作を投入すると一時的に新着一覧に掲載されるため、定期的な新商品の投入が露出向上につながります。
時間が経って埋もれてしまった商品は、写真の撮り直しや説明文の充実、適切なカテゴリへの変更などで商品情報をリフレッシュすることで再び注目を集められます。

SNS活用のポイント

Instagramでは制作過程や着用写真を投稿し、作品への愛着を感じてもらいましょう。
Twitterでは新作情報や制作日記を通じてファンとの交流を深め、PinterestやTikTokでは視覚的に印象に残る投稿で新規顧客の獲得を目指します。

販売時の重要な注意点

キャラクター商品の制作・販売は著作権侵害にあたり、訴訟リスクもあります。
また、有名ブランドのロゴやデザインを無断で使用することも商標権侵害となるため、オリジナルデザインでの販売を心がけてください。

よくある質問(FAQ)

複数サイトで同時販売しても大丈夫?

はい、可能です。ただし在庫管理に注意し、売り切れ時は迅速に他サイトでも販売停止してください。特にアクセサリーは一点物の場合が多いので、重複販売を避けることが重要です。

商品が売れない時の改善方法は?

価格の見直し、写真の撮り直し、説明文の充実、季節商品への変更、SNS宣伝強化を順次試してみてください。特にアクセサリーは写真が売上に大きく影響するため、明るい自然光での撮影を心がけましょう。

アクセサリーで金属アレルギーが心配な場合は?

金具素材を明確に表示し、サージカルステンレス・14KGF・樹脂ピアスなどアレルギー対応品の使用を前面にアピールしてください。「ニッケルフリー」などの表記も購入者の安心感につながります。

梱包はどの程度すれば良い?

アクセサリーは破損しやすいため、プチプチ+台紙+OPP袋が基本です。布製品は圧縮袋+外装袋で十分ですが、高額品は専用箱も検討してください。丁寧な梱包は評価向上にもつながります。

ハンドメイド販売に資格や許可は必要?

基本的には不要ですが、食品や化粧品は製造許可や衛生管理などの法的要件が必要です。一般的なアクセサリーや雑貨であれば特別な資格は必要ありませんが、商品の安全性には十分注意してください。

写真撮影のコツは?

自然光の下で撮影し、背景はシンプルに保ちます。アクセサリーは着用写真とサイズ比較写真を必ず含め、布製品は実際の使用シーンを撮影すると購入者にイメージが伝わりやすくなります。

返品・交換対応はどうすれば良い?

事前に返品・交換ポリシーを明記することが重要です。ハンドメイド品は基本的にノークレーム・ノーリターンですが、明らかな不良品の場合は誠意ある対応を心がけてください。トラブル防止のため、商品説明は詳細に記載しましょう。

プロフィールや自己紹介はどう書けば良い?

制作への想いや経歴、こだわりポイントを親しみやすい文章で書きましょう。顔が見える関係性を築くことで、購入者の信頼を得やすくなります。更新頻度や発送スケジュールなどの実用的な情報も含めると良いでしょう。

ハンドメイド販売おすすめまとめ

ハンドメイド販売を始める際は、まず1つのサイトで慣れることから始めましょう。
初めての方はminne・メルカリ・BASEのいずれかを選んで、3~5商品程度から無理なくスタートするのがおすすめです。

ハンドメイド販売は一朝一夕では成果が出ませんが、継続することで必ず道は開けます。
あなたの作品を待っている人がきっといるはずですので、まずは第一歩を踏み出してみましょう。

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