株式会社アリスフィア

テクニカルガイド

ネットショップ開業におすすめのサービス7選|無料・個人で始める!

テクニカルガイド

「個人でもネットショップを始めてみたいけど、初期費用をかけずに無料で始められる方法はないかな?」

2025年現在、個人が無料でネットショップを開業する選択肢は非常に豊富になっています。BASEやSTORESをはじめとする無料プラットフォームの充実により、初期費用ゼロ・月額費用ゼロでECサイトを立ち上げることが可能です。

しかし、「無料」と謳われていても、実際には決済手数料や振込手数料などの隠れたコストが存在し、サービスによって手数料体系や機能制限が大きく異なります。適切なサービスを選ばないと、売上が伸びても手取りが少なくなったり、機能不足で運営に支障をきたしたりする可能性があります。

この記事では、無料でネットショップを開業できる主要サービスの詳細比較から、実際にかかるコスト、無料プランの制限と対策、そして成功のコツまで、個人がネットショップを始める際に知っておくべき情報を完全解説します。

この記事でわかること
  • 無料でネットショップを開業できる主要サービスの特徴比較
  • 「完全無料」と「実質無料」の違いと隠れたコスト
  • 各サービスの手数料体系と実際の手取り額シミュレーション
  • 無料プランの機能制限と対策方法
  • 個人・副業レベルでの実用的な活用法
  • 無料から有料への移行タイミング

無料ネットショップ開業の基本知識

「完全無料」と「実質無料」の違い

ネットショップ開業において「無料」という言葉には2つの意味があります。

完全無料

売上が出ても一切費用がかからない状態。ただし、決済処理には必ず決済会社への手数料が発生するため、現実的には存在しない。

実質無料(成果報酬型)

初期費用・月額費用は無料だが、売上発生時に決済手数料やサービス利用料が差し引かれるモデル。多くの無料サービスがこの形態。

重要なのは、「無料」とされるサービスでも売上が発生すれば必ず何らかのコストが発生することです。このコストを正しく理解して、自分のビジネスに最適なサービスを選ぶことが成功の第一歩となります。

ネットショップ開業方法の分類

個人が無料でネットショップを開業する方法は、大きく2つのタイプに分類されます。

ASP型(自社ショップ型)

  • 自分専用のオンラインショップを作成
  • デザインや機能の自由度が高い
  • 自力で集客する必要がある
  • 主要サービス:BASE、STORES、Shopify等

モール型(マーケットプレイス型)

  • 大型モール内に出店・出品
  • モールの集客力を活用できる
  • デザイン自由度は低い
  • 主要サービス:メルカリShops、Yahoo!ショッピング等

主要無料サービス一覧比較

無料でネットショップを開業できる主要サービスの基本情報を一覧で比較します。詳細な機能や制限については、各サービスの詳細解説をご覧ください。

サービス名 初期・月額費用 決済手数料 サービス利用料 振込手数料 実質手数料 独自ドメイン
BASE
(スタンダード)
¥0 3.6% + ¥40 3% ¥250
(2万円未満+¥500)
約6.6% + ¥40 ○ 無料
STORES
(フリープラン)
¥0 5.5% なし ¥275
(1万円未満+¥275)
5.5% × 不可
カラーミー
(フリープラン)
¥0 6.6% + ¥30 なし 約¥200 6.6% + ¥30 △ 有料
(月額¥1,650)
メルカリShops ¥0 10%
(決済料込み)
なし ¥200 10% × 不可
Yahoo!ショッピング ¥0 約3% ポイント1%+
キャンペーン1.5%
¥0 約5.5% × 不可
Square
(オンライン)
¥0 3.6% なし ¥0 3.6% ○ 無料
FC2カート
(無料プラン)
¥0 約3-5%
(決済業者による)
なし 決済業者による 約3-5% ○ 利用可

比較表の注意事項

  • 実質手数料:売上発生時に実際に差し引かれる総合的な手数料率(振込手数料は含まず)
  • 振込手数料:売上金を銀行口座に振り込む際にかかる手数料
  • カラーミーの独自ドメイン:常時SSL込みで月額¥1,650、HTTP接続なら無料
  • FC2カートの決済:自分で決済代行業者と契約する必要あり

サービス選びの基本指針

  • 手数料重視:Square > STORES > Yahoo! > カラーミー > BASE > メルカリShops
  • 始めやすさ重視:BASE ≒ メルカリShops > STORES > Square > カラーミー
  • 集客力重視:Yahoo! > メルカリShops > 自社型サービス
  • 機能・拡張性重視:BASE > カラーミー > STORES > Square

Shopifyについて

Shopifyは世界最大級のECプラットフォームですが、3日間の無料体験後は有料プラン(月額約5,000円〜)が必須です。永続的な無料プランはないため、本記事では詳細比較から除外しています。本格的なECサイト構築を検討される方は、無料体験を活用して機能をお試しください。

主要無料サービスの詳細比較

BASE(ベイス)- 初心者に最も人気の無料サービス

機能・制限
商品登録数 無制限
独自ドメイン 無料で利用可能
HTML/CSS編集 可能
容量制限 なし
スマホ管理 完全対応

こんな人におすすめ

  • ネットショップ初心者
  • スマホメインで運営したい人
  • 将来的な事業拡大を見据えている人
  • 独自ドメインでブランド構築したい人
  • HTML/CSSでカスタマイズしたい人

注意すべきポイント

  • 実質手数料は約6.6%
  • 代引き決済は利用不可
  • BASEロゴの非表示不可
  • 低単価商品は40円固定費の影響を受ける
  • 集客は自力で行う必要がある

実際の使用感と運営の特徴

BASEは「メールアドレス・パスワード・ショップURL」の3項目入力だけで、わずか30秒でネットショップが開設できます。

管理画面はシンプルで直感的な設計です。スマホアプリ「BASE」を使えば、商品撮影から出品、注文確認、発送まですべてスマホ一台で完結します。外出先での在庫確認や顧客対応も可能です。

BASE運営で知っておきたいポイント

独自ドメインについて:無料で独自ドメインが設定できる機能があります。SEO効果やブランディングを重視する場合は、開設時から独自ドメインを使用することが可能です。

振込手数料の仕組み:2万円未満の振込申請では事務手数料500円が追加されます。手数料を抑えたい場合は、売上金をまとめて振込申請することで調整できます。

利用時の注意点

客単価と手数料の関係:40円の固定手数料があるため、低単価商品(500円以下など)では手数料率が高くなります。500円の商品の場合、実質手数料は約11%となります。

集客について:作成しただけでは自動的に顧客が訪れることはありません。SNS、ブログ、口コミなどの集客活動が必要です。

有料プラン移行の目安

月商50万円を超える規模になった場合、グロースプラン(月額16,580円)では手数料が2.9%に下がります。月額費用を考慮しても、一定の売上規模では手数料負担の軽減効果が見込めます。

STORES(ストアーズ)- シンプルな手数料体系が魅力

機能・制限
商品登録数 無制限
独自ドメイン 有料プランのみ
HTML/CSS編集 不可
容量制限 なし
テンプレート数 48種類

こんな人におすすめ

  • 手数料体系をシンプルにしたい人
  • 低単価商品を多数販売する人
  • 豊富なテンプレートから選びたい人
  • 副業で少し売る程度の人
  • 操作の簡単さを重視する人

注意すべきポイント

  • 独自ドメインは有料プランのみ
  • 代引き・Amazon Payは利用不可
  • アクセス解析機能なし
  • ブログ機能は利用不可
  • STORESロゴの非表示不可

実際の使用感と運営の特徴

STORESは48種類の豊富なテンプレートが用意されており、デザイン知識がなくても見栄えの良いショップを作成できます。手数料も5.5%の一律料金でわかりやすく、確定申告時の計算も簡単です。

管理画面は直感的で、商品登録から注文管理まで迷うことなく操作できます。STORESのスマホアプリでは注文確認や在庫更新が可能ですが、商品登録などの基本操作はPCからの方が効率的です。

STORES運営で知っておきたいポイント

振込手数料の仕組み:1万円未満の振込では追加で275円の事務手数料がかかります。BASEより低いハードルで手数料を抑えられます。

テンプレートの活用:48種類のテンプレートは無料でも全て利用可能。業種や商品に合わせて適切なデザインを選択できます。

利用時の注意点

独自ドメインについて:無料プランでは独自ドメインが使用できません。ブランディングやSEO効果を重視する場合は制約となります。

機能制限:アクセス解析ができないため、サイトの訪問者数や流入元の把握ができません。外部ツールでの代替も設定できません。

有料プラン移行の目安

月商15万円を超える規模になった場合、スタンダードプラン(月額2,980円)では手数料が3.6%に下がります。独自ドメインやアクセス解析も利用可能になるため、本格的な運営を目指す場合は検討できます。

メルカリShops – 圧倒的な集客力が魅力

機能・制限
商品登録数 200商品(初期)
独自ドメイン 不可
デザインカスタマイズ 不可
振込サイクル 月2回(自動)
集客力 月間2,300万人

こんな人におすすめ

  • 集客力を最重視する人
  • ハンドメイド作品を販売する人
  • スマホだけで運営したい人
  • フリマ感覚で始めたい人
  • メルカリユーザーをターゲットにしたい人

注意すべきポイント

  • 販売手数料10%と高め
  • デザインカスタマイズ一切不可
  • 独自ドメイン利用不可
  • 商品登録数に上限あり
  • 匿名配送は利用不可

実際の使用感と運営の特徴

メルカリShopsはメルカリアプリ内でショップを開設するため、月間2,300万人のユーザーに直接リーチできる圧倒的な集客力があります。フリマ出品の延長のような操作感で、商品撮影から出品まで全てスマホで完結します。

商品が売れるとメルカリと同様の通知が届き、発送もメルカリ便を利用できます。購入者とのやり取りもメルカリのメッセージ機能を使用するため、既存のメルカリユーザーには馴染みやすい仕組みです。

メルカリShops運営で知っておきたいポイント

売上金の管理:売上金はメルカリの売上金として管理され、月2回の自動振込が基本です。振込手数料200円は比較的安価に設定されています。

商品登録数の拡張:販売実績を重ねることで、200商品の上限が段階的に引き上げられる仕組みがあります。

利用時の注意点

手数料負担:10%の販売手数料は他のサービスより高めです。利益率の計算をしっかりと行う必要があります。

ブランディング制限:全店舗共通のデザインのため、独自のブランドイメージを構築することは困難です。

展開の考え方

メルカリShopsで顧客を獲得し、ファンが付いた段階で自社ECサイトへの誘導を検討する事業者も多くいます。集客プラットフォームとして活用し、長期的なブランド構築は別の手段で行うという戦略です。

Yahoo!ショッピング – 大手モールに無料出店

機能・制限
商品登録数 無制限
独自ドメイン 不可
デザイン自由度 限定的
振込手数料 無料
集客力 大手ECモール

こんな人におすすめ

  • 大手モールの集客力を活用したい人
  • PayPay経済圏のユーザーを狙いたい人
  • 多機能な販売管理ツールを使いたい人
  • 本格的なEC運営を目指す人
  • 年齢層高めの顧客にリーチしたい人

注意すべきポイント

  • 出店審査が必要
  • モール内ルールへの対応必須
  • ポイント・キャンペーン負担あり
  • 管理画面の操作が複雑
  • 競合店舗が多数存在

実際の使用感と運営の特徴

Yahoo!ショッピングは出店時に本人確認書類や銀行口座情報の提出が必要で、審査を経て出店開始となります。ストアクリエイターという管理ツールは機能が豊富な反面、初見では操作が複雑に感じられることがあります。

大手モールならではの集客力があり、Yahoo!検索やPayPay経済圏のユーザーへのリーチが可能です。CSV一括登録機能や高度な在庫管理、詳細なアクセス解析など、本格的なEC運営に必要な機能が揃っています。

Yahoo!ショッピング運営で知っておきたいポイント

ポイント戦略:ストアポイント1%は必須負担で、集客のためにさらに上乗せするストアも多くあります。競合との差別化要素として活用されています。

PayPay連携:PayPay残高での支払いに対応しており、PayPay経済圏のユーザーを取り込める利点があります。

利用時の注意点

コスト計算:一見5.5%程度の負担に見えますが、集客のためのポイント上乗せや広告費を含めると、実質的なコストは7-8%程度になることが多くあります。

運営の複雑さ:モール内のルールやキャンペーンへの対応、競合との価格競争など、ASP型より運営の手間がかかります。

展開の考え方

Yahoo!ショッピングで実績を積んだ後、楽天市場への追加出店や自社ECサイトの並行運営を行う事業者が多くいます。モールの集客力を活用しながら、利益率確保のために複数チャネルで展開する戦略が一般的です。

Square オンラインビジネス – 最安水準の手数料が魅力

機能・制限
商品登録数 無制限
独自ドメイン 無料で利用可能
デザインテンプレート 数種類
振込サイクル 翌営業日
実店舗連携 対応

こんな人におすすめ

  • 手数料を最重視する人
  • 実店舗も運営している人
  • シンプルな機能で十分な人
  • 早い入金サイクルを求める人
  • 電話サポートを利用したい人

注意すべきポイント

  • テンプレートが少なめ
  • 高度なマーケティング機能なし
  • 集客は完全に自力
  • クレジットカード決済がメイン
  • コミュニティや情報が少なめ

実際の使用感と運営の特徴

Squareは決済サービス会社が提供するオンラインストア作成機能で、非常にシンプルなセットアップが特徴です。実店舗向けを意識した設計のため、商品情報も最低限の項目で登録でき、複雑な設定は必要ありません。

最大の魅力は手数料の安さと入金の早さです。3.6%の決済手数料のみで他の追加料金は一切なく、売上金は翌営業日に自動入金されます。振込手数料もSquare側が負担するため、手取り額を最大化できます。

Square運営で知っておきたいポイント

実店舗連携:Square POSレジとの連携により、オンラインとオフラインの在庫を一元管理できます。実店舗を持つ事業者には大きなメリットです。

独自ドメイン:無料プランでも独自ドメインが設定でき、SSL証明書も自動で適用されます。

利用時の注意点

機能のシンプルさ:高度なマーケティング機能やカスタマイズ性は限定的です。凝った機能が必要な場合は他のサービスの方が適している場合があります。

情報の少なさ:日本での利用者がまだ少ないため、運営ノウハウやコミュニティ情報が限定的です。

有料プラン移行の目安

Plusプラン(月額3,300円)では機能追加がメインで手数料は同じ3.6%です。Premiumプラン(月額9,180円)では手数料が3.3%に下がりますが、月商300万円以上でないと元が取れない計算になります。

カラーミーショップ – 本格機能が無料で利用可能

機能・制限
商品登録数 無制限
ディスク容量 200MB
商品画像枚数 4枚まで
独自ドメイン 利用可(SSL有料)
HTML/CSS編集 可能

こんな人におすすめ

  • 本格的なEC機能を求める人
  • HTML/CSSでカスタマイズしたい人
  • 月商10万円以下の小規模運営
  • 将来の機能拡張を見据えている人
  • 老舗サービスの安定性を重視する人

注意すべきポイント

  • 容量制限200MBあり
  • 商品画像は4枚まで
  • 独自ドメインSSLは有料(月額1,650円)
  • 決済手数料がやや高め
  • カラーミーペイメント契約が必要

実際の使用感と運営の特徴

カラーミーショップは老舗のECサイト構築サービスで、フリープランでも本格的な機能が利用できます。管理画面は多機能なため初見では複雑に感じられますが、その分できることが多く、本格的なネットショップ運営が可能です。

HTML/CSS編集が可能なため、デザインの自由度は高く、ブランドイメージに沿ったカスタマイズができます。ただし、カラーミーペイメント(GMOイプシロン)との契約手続きが必要で、BASEやSTORESのような即開設とはいきません。

カラーミーショップ運営で知っておきたいポイント

容量管理:200MBの容量制限があるため、画像の圧縮や不要ファイルの削除などこまめなメンテナンスが重要です。

画像枚数の工夫:4枚制限は、複数画像を1枚にまとめたコラージュ画像を作成することで実質的に増やすことも可能です。

利用時の注意点

決済契約:カラーミーペイメントとの決済契約が必要で、本人確認書類の提出などBASE/STORESより手続きが多くなります。

SSL費用:独自ドメインで常時SSL化する場合は月額1,650円の追加費用が発生します。

有料プラン移行の目安

月商15-20万円を超えてきたら、レギュラープラン(月額4,950円)への移行を検討できます。手数料が4.0%に下がり、容量制限も5GBに拡大、画像枚数も無制限になります。

FC2ショッピングカート – 販売手数料0円の特殊なサービス

機能・制限
商品登録数 制限あり(無料プラン)
独自ドメイン 利用可
HTML/CSS編集 可能
決済システム 自分で契約
デジタル商品 対応

こんな人におすすめ

  • コストを極限まで抑えたい人
  • デジタルコンテンツを販売したい人
  • 決済システムを自分で選びたい人
  • 技術的な知識がある人
  • FC2サービスに慣れている人

注意すべきポイント

  • 決済システムの自力導入が必要
  • 管理画面が古めで使いにくい
  • 無料プランは機能が最低限
  • サポート・情報が少ない
  • 初心者には難易度が高い

実際の使用感と運営の特徴

FC2ショッピングカートは販売手数料0円という特殊なモデルのサービスです。ただし、決済システムは自分でPayPalやStripe等と契約する必要があり、他のサービスのような一括提供ではありません。

無料プランでは広告が表示されず、独自ドメインも利用可能ですが、機能は最低限に絞られています。HTML/CSSの編集は可能なため、技術的な知識があれば自由度の高いカスタマイズができます。

FC2カート運営で知っておきたいポイント

決済手数料のみ負担:PayPal利用時は約3.6%、Stripe利用時は約3.4%など、決済会社への手数料のみでFC2への手数料は不要です。

デジタル商品対応:音楽・動画・電子書籍などのダウンロード販売に対応しており、他のサービスでは難しいデジタルコンテンツ販売が可能です。

利用時の注意点

技術的難易度:決済システムの設定や連携作業が必要で、初心者には敷居が高いサービスです。

サポートの限界:無料プランでは詳細なサポートは期待できず、多くの設定を自力で行う必要があります。

有料プラン移行の目安

より多くの機能が必要になった場合、Pro版(月額3,300円)では広告非表示、会員登録機能、SSL利用などが可能になります。ただし、初心者の場合は他のサービスの利用を検討することも選択肢となります。

あなたに最適なサービスの選び方

どのサービスを選べばいいか迷っている方のために、目的別におすすめのサービスをご紹介します。

手数料の安さで選ぶなら

Square オンラインビジネス

実質手数料:3.6%

振込手数料も無料で、手取り額を最大化できます。実店舗も運営している方には特におすすめで、Square POSとの連携でオンラインとオフラインの在庫を一元管理できます。ただし、テンプレートが少なく集客機能はありません。

STORES

実質手数料:5.5%

シンプルな手数料体系で、低単価商品の販売に適しています。48種類のテンプレートも魅力的です。副業で物販を始めたい方には、手数料計算が分かりやすく確定申告時も楽になるためおすすめです。

始めやすさで選ぶなら

BASE

30秒でショップ開設

スマホ完結運営、豊富な情報とコミュニティが特徴です。多少手数料が高くても、始めやすさは圧倒的です。将来的な事業拡大を視野に入れている方には、独自ドメイン対応やHTML/CSS編集可能な点で、長期的な資産形成に適しています。

集客力で選ぶなら

メルカリShops

月間2,300万人のユーザー

メルカリアプリ内でショップ開設でき、フリマ感覚で始められます。スマホ一台で商品撮影から発送まで完結するため、ハンドメイド作品を販売したい方には特に相性が良いサービスです。手数料10%は高めですが、集客力は随一です。

Yahoo!ショッピング

大手ECモールの安定感

PayPay経済圏のユーザーにリーチ可能で、年齢層高めの顧客を狙うなら有力な選択肢です。出店審査は必要ですが、無料で大手モールに出店でき、本格的なEC運営に必要な機能が全て揃っています。競合が多い分、しっかりとした商品力と運営力が求められます。

成功のためのステップ

  • まずは1つのサービスで始める:BASEまたはSTORESから選択して、運営に慣れることを優先
  • 商品撮影とページ作成に注力:機能制限があっても魅力的な商品ページを作成
  • SNSとの連携でファン獲得:Instagram、TikTokでのブランディングを重視
  • 売上月5万円を最初の目標設定:手数料負担を実感しつつ運営に慣れる
  • 必要に応じて複数サービス展開:リスク分散と売上拡大を図る
  • 迷った時の判断基準

    完璧なサービスを選ぼうとせず、まずは行動を起こすことが重要です。無料プランで始めれば失敗してもリスクは最小限に抑えられ、運営しながら自分のビジネスに最適なサービスを見つけることができます。

    よくある質問

    本当に無料で始められますか?

    初期費用・月額費用は完全無料ですが、売上発生時には決済手数料が必要です。ただし、売上がゼロなら本当に一円もかかりません。「無料」とは初期費用・固定費がゼロという意味で、売上に応じた手数料は発生します。

    どのサービスが一番おすすめですか?

    初心者にはSTORES、将来性を重視するならBASE、集客重視ならメルカリShopsがおすすめです。手数料の安さならSquareが最適です。迷ったらSTORESから始めてみてください。

    ハンドメイド作品の販売に適したサービスはありますか?

    ハンドメイド専門のマーケットプレイスとしてminne(ミンネ)Creemaがあります。minneは販売手数料10.56%、Creemaは11%ですが、ハンドメイド作品を探している顧客が集まっているため、販売しやすい環境が整っています。一般的なネットショップと併用する作家さんも多くいます。

    個人事業主の開業届は必要ですか?

    法的には年間所得20万円以下なら不要ですが、屋号でのショップ運営や銀行口座開設を考えると開業届の提出をおすすめします。また、青色申告の特典を受けるためにも開業届は有効です。

    複数のサービスを同時に使うことはできますか?

    可能です。実際に、BASEとメルカリShopsを併用したり、Yahoo!ショッピングと自社ECを並行運営したりする事業者も多くいます。ただし、在庫管理や確定申告が複雑になるため、慣れてから展開することをおすすめします。

    確定申告はどうすればいいですか?

    各サービスから売上データをCSVでダウンロードできます。決済手数料は必要経費として計上可能です。年間所得20万円を超えたら税務署への申告が必要になります。

    ShopifyやEC-CUBEなどの本格的なサービスとの違いは?

    Shopifyは月額約5,000円〜かかりますが、世界最高水準の機能と拡張性があります。EC-CUBEは無料ですが、サーバーの準備や技術的な知識が必要です。まずは無料サービスで慣れてから、必要に応じてステップアップすることをおすすめします。

    売上が伸びたらどのタイミングで有料プランに移行すべきですか?

    目安として、STORESなら月商15万円、BASEなら月商50万円を超えたら有料プラン検討のタイミングです。ただし、独自ドメインやアクセス解析が必要になった時点で、売上に関係なく有料プランに移行する価値があります。

    ネットショップ開業まとめ

    2025年現在、個人が無料でネットショップを開業する環境は非常に整っており、初期費用ゼロで本格的なECサイトを構築できます。

    無料プランで始めれば失敗してもリスクは最小限に抑えられ、運営しながら自分のビジネスに最適なサービスを見つけることができます。

    個人でも無料から始められるネットショップで、あなたのビジネスアイデアを形にしてみてください。

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